「痛い」「しみる」それは虫歯かも?
歯の病気の代表格とも言える「虫歯」。とてもポピュラーなトラブルなので、なってしまったことがある……という方はたくさんいらっしゃると思います。「歯が痛い」「歯がしみる」と感じたら、それは虫歯かも? 残念ながら、一度虫歯になってしまったら、ごくごく初期段階を除いては自然治癒することはありません。末永くご自身の歯を健康に残すためには、虫歯治療は早期発見・早期治療が肝心なのです。
「クリア・デンタルクリニック」は茅ヶ崎駅直結・ラスカ6階と便利な場所にあり、平日は夜8時まで診療。年中無休で休日診療も可能ですので、お忙しい方でもご都合に合わせて無理なく虫歯治療を受けていただけます。できるだけ痛みを抑えたレーザー治療器による虫歯治療も行っていますので、ぜひお早めにご相談ください。
こちらでは、当院の虫歯治療について詳しくご紹介します。
早期発見・早期治療で、歯を虫歯から守りましょう
痛いと感じたときには、すでに虫歯は進行しています
虫歯は、放っておくと最悪の場合には歯を失う原因になる怖い病気です。そして、初期段階では痛みなどの自覚症状がないのも虫歯の怖いところ。「痛い」と感じたときには、すでにかなり虫歯が進行している可能性が高いと言えます。
ごく初期の虫歯なら、フッ素塗布などによって歯の再石灰化を促し、削らずに治療できるケースも。しかし、虫歯が進むほど治療は難しくなり、患者様の身体への負担も増していきます。
難しい治療になればそれだけ費用も高くなり、治療期間も長くなるでしょう。そんな大変な思いをすることなく、楽に治療を済ませるためには、虫歯の早期発見・早期治療が何よりも大切です。
虫歯の原因
虫歯の主な原因は次の4つ。原因が2つ以上重なると、より虫歯リスクが高まると言われています。
その1虫歯菌
お口の中のプラークに潜む虫歯菌が酸を出し、歯を溶かします。
その2糖分
お口の中の糖分は、虫歯菌の栄養源となってしまいます。
その3歯質
虫歯になりやすいかどうかは、生まれつきの歯質にも左右されます。歯質が弱く、虫歯になりやすい人もいます。
その4ケアの不足・不適切なケア
食事の30分後から、虫歯菌の活動が活発化します。
虫歯の進行段階と治療法
進行段階 | 症状 | 治療法 |
---|---|---|
CO |
歯のエナメル質がわずかに溶けはじめている状態。まだ歯に穴は開いていないため、痛みなどの自覚症状はありません。虫歯部分は白濁しているように見えます。 |
適切なブラッシング・フッ素塗布によって治る可能性があります。 |
C1 |
歯のエナメル質がさらに溶けた状態で、虫歯部分が黒ずんで見えます。まだ痛みはありませんが、冷たいものがしみることがあります。 |
虫歯部分を削って、レジン(歯科用プラスチック)を詰めます。 |
C2 |
歯のエナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進んだ状態です。冷たいもの・甘いものがしみる、ときどき痛むなどの自覚症状があります。 |
虫歯部分を削って、インレー(詰め物)で補います。 |
C3 |
神経まで虫歯が達した状態で、何もしなくてもズキズキと激しく痛み、熱いものがしみるようになります。 |
虫歯菌におかされた神経を除去して、その管を消毒した上で薬剤を詰めてクラウン(被せ物)を被せる、「根管治療」を行います。 |
C4 |
歯がほとんど溶け、歯根まで虫歯が進んだ状態。神経が死ぬと一旦痛みがなくなりますが、歯根の先端部に膿が溜まると再び痛みます。 |
多くの場合、抜歯となります。抜歯後は、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで歯の機能を回復します。 |
レーザーで消毒殺菌
当院は、消毒・殺菌をするレーザー治療器を導入しています。また、レーザー治療は虫歯・歯周病の予防にもつながります。
「歯がしみる」という症状を伴う知覚過敏も、レーザーによる治療が可能です。レーザー治療の詳細は、以下のページをご覧ください。
院長からひとこと
虫歯は自然には治りません。そして実は再発しやすい病気です。虫歯になって詰め物を詰めた歯は、詰め物と歯の間に汚れが詰まりやすくなり、そこから二次カリエス(虫歯の再発)が起こってしまうことがあるのです。当院はこの二次カリエスが起こらないように、治療後も経過を見ていきたいと考えています。治療後はぜひ定期的に検診を受けに来てください。
歯周病は歯を失う恐ろしい病気です
日本人の歯を失う原因第一位、それは「歯周病」です。お口の中で繁殖した歯周病菌が、歯を支えている歯ぐきにダメージを与え、顎の骨を溶かしていくと、やがて歯はグラグラするようになります。治療せずに放置すると、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまう、怖い病気です。
今や、日本人の成人の約80%がすでにかかっているか、その予備軍であると言われており、もはや他人ごとではないのです。虫歯と同様に、初期症状では自覚症状が乏しいため、気づかぬうちに悪化していることがあります。早期発見・早期治療には、定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。
歯周病の進行レベルとその治療法
歯周病は、初期段階を「歯肉炎」、それより進行した状態を「歯周炎」と、2つに分かれます。歯と歯ぐきの間の溝、いわゆる「歯周ポケット」は、健康な状態なら2mm程度の深さですが、歯周病が進行するにつれてどんどん深くなっていきます。
進行レベル | 症状 | 治療法 |
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【初期】歯肉炎 |
歯ぐきが赤く腫れます。ブラッシングすると、歯ぐきから出血することがあります。 |
歯科医院で、専門的な口腔内クリーニング(スケーリング)を受けましょう。歯周病菌の棲みかとなるプラーク(歯垢)や歯石を除去します。 |
【中期】軽度歯周炎 |
歯ぐきの腫れはさらに進み、歯がすこしグラグラするような気がするでしょう。 歯周ポケットの深さ/3mm程度 |
歯科医院の歯周病用クリーニング処置(ルートプレーニング)で歯周ポケットに溜まったプラークや歯石を徹底的に除去し、これ以上の悪化を防ぎます。 |
【後期】中等度歯周炎 |
より顕著に歯がグラつき始めます。硬いものが咬みにくくなるでしょう。 歯周ポケットの深さ/4~6mm程度 |
歯周ポケットのさらに奥深くまで入り込んでいるプラークや歯石を取り除きます。場合によっては、歯ぐきを切開し、歯根部分の汚れをそぎ落とす処置を行います(フラップ手術)。 |
【末期】重度歯周炎 |
この頃になると歯を支える顎の骨が溶けて、歯のグラつきは最大レベルに。最終的には歯が抜け落ちます。 歯周ポケットの深さ/7mm以上 |
歯ぐきを切開する外科的手術が必要です。歯根の処置や顎の骨の再生治療などで、症状を食い止めます。 |
お子様の歯を、しっかり守ってあげましょう~小児歯科~
永久歯にくらべ、お子様の乳歯はやわらかく、虫歯になりやすいという特徴があります。しかも、乳歯の虫歯は、永久歯の成長や全身の健康に悪影響を及ぼすことも。
いずれ抜けてしまう歯ですが、お子様の健康にとってとても大切な乳歯。お子様の歯のケアをしっかりサポートして、お子様のお口の健康を守ってあげましょう。
小児歯科メニュー
虫歯になりやすい乳歯は、まずしっかりと予防することが大切。当院は、お子様のお口の健康を守る虫歯予防に力を入れて取り組んでいます。効果的で、お子様でも無理なく受けられる予防メニューをご用意していますので、ぜひご来院ください。
フッ素塗布 |
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虫歯への抵抗力を高める効果があるフッ素を塗布し、虫歯を予防します。甘い味がついたペーストを使用しますので、小さなお子様でも抵抗なく処置を受けていただけます。 |
シーラント |
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6歳くらいのお子様に生えてくる奥歯(6歳臼歯)には大きな溝があります。この溝は汚れが溜まりやすく虫歯になりやすいため、溝を樹脂で埋める処置を行い、虫歯リスクを軽減します。 |
小児矯正 |
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当院では、お子様向けの矯正治療を行っています。矯正専門医が在籍していますので、安心してご相談ください。 |
院長からひとこと
実は、産まれたばかりのお子様のお口の中に虫歯菌は存在しません。虫歯菌の感染ルートは、ご家族であることが多いのです。同じ食器の使用やキスなど、だ液を介することで、お子様のお口に虫歯菌が運ばれます。2歳くらいになると抵抗力がつくので、それまでは同じ食器の使用やキスは避けましょう。